いろいろと事務所でテストを行うのに、内向きのDNSがあると非常に便利だったりする。
簡単なテストだったり、勉強中なものを練習したりね。
小さな小さな事務所なので、一般家庭と同じフレッツ光を契約しているのだけど、このルーターがちょっとわからなかった。
ルーターはPR-400NEだ。
ルーターの設定と併せて、内向きDNSを設定してみることにした。
環境
- ルーターはPR-400NE
- DNSサーバとWebサーバは同じPC
- DNS、WebサーバのOSはUbuntu
- ルーターは192.168.22.1
- DNS、Webサーバは192.168.22.4
- ローカルドメインはtest.local
- ネットワークは図のような感じ
PR-400NEの設定
IPv4の場合はちょっと癖があるみたい。
DNS設定
【詳細設定】->【DNS設定】
「プライマリDNS」にDNS、Webサーバのアドレスを入力。
「192.168.22.4」となるね。
ページ最下部の「設定」をクリックしておきます。
静的ルーティング設定
静的ルーティング設定 エントリ編集
【詳細設定】->【静的ルーティング設定】->【エントリ編集】
以下のような感じに入力すれば問題ないかね。
- 指定方法: 宛先ドメイン名指定
- 宛先ドメイン名: *.test.local
- インターフェース: LAN側
- ゲートウェイ: 192.168.22.1
ページ最下部の「設定」をクリックしておきます。
再び静的ルーティング設定
内向きDNSの設定
UbuntuでDNSサーバを構築します。
以下ページを参考に作業をしました。
ほとんどそのままなんだけど、多少違いがあったのでまとめてみます。
自宅LANで内向きDNSを構築
bind9のインストール
# apt-get install bind9
ゾーンファイルを追加
「/etc/bind/name.conf.local」を以下のように設定する。
// // Do any local configuration here // // Consider adding the 1918 zones here, if they are not used in your // organization //include "/etc/bind/zones.rfc1918"; include "/etc/bind/zones.test"; // 追記
zone "22.168.192.in-addr.arpa" { type master; file "/etc/bind/db.22.168.192"; }; zone "test.local" { type master; file "/etc/bind/db.test.local"; };
$TTL 86400 @ IN SOA test.local. root.localhost. ( 150501 ; Serial 604800 ; Refresh 86400 ; Retry 2419200 ; Expire 604800 ) ; Negative Cache TTL ; IN NS db db IN A 192.168.22.4 www IN A 192.168.22.4 router IN A 192.168.22.1
$TTL 86400 @ IN SOA db.test.local. root.localhost. ( 150501 ; Serial 604800 ; Refresh 86400 ; Retry 2419200 ; Expire 604800 ) ; Negative Cache TTL ; @ IN NS db.test.local. 1 IN PTR router.test.local. 4 IN PTR db.test.local. 4 IN PTR www.test.local.
# /etc/init.d/bind9 restart
まとめ
これでどんなテストでも迷惑をかけずに、事務所内でみんなでワイワイとテストができます。
自宅LANで内向きDNSを構築 が本当に良くできていて助かりました。
内容に問題があったら(パクリじゃねーかとか、間違えているじゃねーかとか)ご指摘をお願いいたします。